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農園からの豆知識

 北広島駅前市民農園では、野菜作りを行う上で知っておきたい野菜の起源や土作り、マルチング、温度対策等について、経験した事を基に一部ですが簡単にまとめたので参考にして下さい。尚、野菜作りは地域によって作業内容に違いがあり、個人によっても違いがあるので、ここに記載する内容は私が行ってきた事を思いつくままにまとめたもので、参考程度と考えて下さい。市民農園で行う露地栽培では天候の影響を強く受けるので‟必ずうまくいく“と言う正解は有りません。従って市民農園で行う野菜作りは成功と失敗を経験しながら楽しむ事を目的にすることが必要です。

―基本編―

A、国内では25科、約98種類が野菜として栽培されていましたが、現在栽培と販売されている主要野菜は50種類程度と言われています。

参考データ1

主な野菜が属する科名は以下の通り

①ユリ科

・玉ネギ、長ネギ、ニンニク、ニラ、アスパラ

②アブラナ科

・大根、白菜、カブ、キャベツ、ブロッコリー

③ナス科

・トマト、ナス、ジャガイモ、トウガラシ、ピーマン

④ウリ科

・スイカ、キュウリ、カボチャ

⑤マメ科

・インゲン、落花生、エンドウ、枝豆

⑥せり科

・人参、セロリ

 

B、野菜が成長するためには、適正な温度、光、空気、水、養分が必要です。養分について

  肥料の三要素と言われる構成元素(窒素、リン酸、カリウム)があります。

参考データ2

肥料の基本である構成元素の働きと関係が深い効果について分類すると

 1、窒素 → 作物の葉や茎の生育に効果がある。

 2、リン酸 → 作物の花や実を肥えさせる効果がある。 

 3、カリウム → 作物の根や球根を肥えさせる働きがある。 

 

―実践編―

C、駅前市民農園は毎年5月1日に開園しており、開園後の主な作業をまとめました。

参考データ3

① 苗や種を植える1週間以上前に石灰を撒く。

② 石灰を撒く理由として、雨は弱酸性なので、酸性になった土を中性にするため。

 参考:畑に撒く石灰の主な種類は消石灰と苦土石灰等が有り、苦土石灰が良い。 

   (風のない日に1㎡当たり約100gを散布する。ジャガイモ、ダイコンは不要)

③ 平らな畑に苗や種を植えると大雨の時に長時間水が引かず、生育に影響があるので畝(うね)を立てる方が良い。

 参考:畝の高さは野菜によるが、10㎝~20㎝程度。

④ 苗や種を植える間隔は野菜によるが出来るだけ幅を空ける方が良い(40~45㎝)。

⑤ トマト、ナス、ピーマン、カボチャ、スイカ等の元肥は苗の下約10㎝に軽く一握り撒

  いて良く混ぜ、土を戻した上に植える。 

 参考:小松菜、ホウレンソウ、レタス、タマネギ、ニンジンの元肥は全面に撒く、又

       ダイコン、ジャガイモの元肥は株間に撒く。

⑥ 5月初旬に夏野菜の苗を植えると寒暖の差が大きく風も強いので5月下旬~6月初旬に

  植えても収穫時期はほとんど変わらないので急ぐ必要はない。

⑦ 豆類はカッコーが鳴いてから種を撒くと良い。(例年5月20日~25日ころ)

⑧ 苗を風や低温から守るためビニールトンネルやビニールの“あんどん”が必要です。

⑨ ジャガイモの種は土の中に植えるので寒さに強く、5月初旬に植えても良い。

 参考:8月初旬にジャガイモを収穫した後(約1週間後)に大根の種を蒔くと10月中旬

    に収穫出来るのでお勧めです。(但し青虫の駆除が待っています)

⑩ 野菜によっては収穫時期が集中し処理できない(食べ切れない)事が多くあるので、

  収穫時期を考えて、一度に同じ苗や種を蒔かずに日を空けて蒔くと良い。

 

―低温対策編―

1、マルチング

  一般に黒マルチと言われており、目的は①雑草対策、②根の保温、③土の乾燥防止等 

  の効果が有るの。

2、不織布

  寒さ対策用の資材で、空気を通すので高温時に外す必要が無い。(ビニールトンネル

  は開け締めが必要)

3、防虫ネット

  白菜、キャベツ、大根、ブロッコリー等のアブラナ科野菜の害虫防止に使用する。

  ネットを設置する時は、小さな隙間からでも虫が入るので注意が必要です。

4、ビニールトンネル

  低温対策に効果はありますが、日中トンネル内が高温になると開ける必要がある。

  (トンネルが難しければビニールの‟あんどん“でも良い)

5、天然食材で作る防虫液

  一例としてよく使われるのは‟酢とチュー“で、食用の酢200㎖にニンニク1片を潰

  し、南蛮1~2本を入れ1週間ほど置いた後、50~100倍に薄めて野菜に直接散布

  する。

                               ―以上―

―まとめー

 今回は野菜作りの基本の一部を記載しましたが、それぞれ野菜の成長に伴い雑草、散水、追肥、害虫や病気対応が待っていますが、これも野菜作りの楽しみであり、その結果収穫した野菜は市販の野菜より“美味しい”と感じる事が出来ます。

専業農家と違い全てをクリアーするのは難しく、状況に応じて出来る範囲で対応するしかありません。例えば肥料の三要素でチッソ、リン酸、カリの他に微量要素のマグネシウム、マンガン、ホウ素、鉄等があり、散布のタイミング、量、を考えると個人で管理する事は無理と思います。

 野菜作りは結果が全てでは有りません、今年良くても来年ダメと言う事もあり色々な経験を積んで納得できる結果につなげる事が必要であり楽しみでもあります。無農薬野菜を沢山食べて身体と心の健康につながれば幸いです。

北広島駅前市民農園

©2023 北広島駅前市民農園。

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